コロナ明け初めての北米出張。前回2022年5月の出張時は、
出入国をするにも陰性証明書を必要としたが、今回はすべての規制無く出入国ができた。
2年前との大きな違いは円安と物価高。1万が$60数ドルにしかならず衝撃だった。
さらに衝撃だったのは、朝マックが二人で$18=約3千円。日本なら1/10で済む。
世界中でインフレが起きていることは周知の事実だが、ここまでとは。
米国の担当者は、皆、声をそろえて日本行きたいという。
理由は、High Qualityなのに圧倒的Low Price。
出張中の私ですら日本の行きたいと感じるほどの円安・物価高。
日本に観光客が殺到するのもうなづける。
あらためて日本の魅力を噛みしめる出張となった。
大統領選の話題が客先やNEWS等々あちこちから聞こえた。
客先の担当者の中には自身の意見を熱弁する人も ちらほら。
国民自ら大統領を選べる制度は日本とは全く違うからこそ、
当事者意識をもっている人が多いように感じた。
今後の物流事情は、中長期的には新造船の竣工ラッシュや市場の閑散期入りなど、
複数の要因が重なり、運賃全体が下落傾向に向かうと予想されるが、
アメリカ大統領選、カナダ鉄道のストライキ、北米東岸の労使交渉等々、
物流混乱の火種となるトピックは目白押し。
アメリカを制する者は世界を制す。とは言い過ぎかもしれないが、
今後の米国情勢は、引き続き要チェックだ。